助川久美子(スケクミ)の「薔薇の刺青」が受賞

最優秀楽曲は「薔薇の刺青」が受賞した。最優秀アーティストには、「薔薇の刺青」を歌う助川久美子(スケクミ)が選ばれた。

助川はウッドベース弾き語りというユニークな演奏スタイルだ。武蔵野美術大短期大学部を卒業後、音楽活動をしていた。

<求曲の第1回の受賞結果>
部門 受賞
最優秀楽曲 薔薇の刺青(バラのいれずみ)
最優秀アーティスト 助川久美子(スケクミ)

ネット配信とCD販売

「薔薇の刺青」については、「求曲」初の商品化となるネット上での音楽配信を2004年7月から始めた。「薔薇の刺青」を含む助川の4曲収録のCD「オトナのための子守唄」を2004年8月に発売した。

また、この楽曲に先行して2004年7月、「求曲」を利用したインディーズ制作部門のボーカリストオーディションで選ばれた楽曲のCD「すてきdeパーク」もリリースされた。

スタンダードな曲を

ビクターエンタテインメントは新ビジネスの狙いについて「ネット・オーディションはあくまで楽曲の募集が主眼。次世代に残っていくスタンダードな曲がなくなってきた今、いい曲を募集したかった」と説明した。

音楽の作り手を見つける

これまでのオーディションでは、アーティスト募集ということで、参加者は演奏・歌唱を目的にした人に偏る傾向があった。ビクターは「ネットを使えばもっと幅広く音楽の作り手を発掘できると考えた」という。

サーバー上でスピード審査

インターネットでの募集のメリットはそれだけではなかった。応募者側はネットでスピーディーに楽曲を提出することができた。一方、受け付けた側は、集まった曲の審査をネット上で行う。サーバーにストックされているので、多数の審査員による審査が短時間でできるようになった。審査の効率化が図れた。